MY LIFE~私の足跡~

介護生活・職場で雑に扱われて気付いた日日是好日

ごめんなさいの言葉の重みって?~PART1~

「ごめんなさい。」急に駆け寄って謝罪した女性の直属の職員。

 

3日勤務のうち、2日間この職員さんと2人体制の職場で、私が味わった密室ミステリー。

 

辞職の意思を伝えたら、ものすごい鬼の形相になり「私の意見を言いますね。辞めてもらったら困るんです!!。」激高しながら私を責め続けた。

あまりの言いように、「家族で決めたことなので・・。」と伝えると、「

家族じゃなく、あなたが決めたことでしょ!!。」とけんかを売られているような言われ方をされる始末・・・

 

 週3日の50歳を過ぎたパート事務職員の私・・今日明日辞めるとわがままを言っているのではない・・ガスライティングを受け続け、ようやく目が冷めた私の決断。今度こそ、譲ることはできなかった。

 

その決断はあまりにも突然やってきた。

老犬のてんかん発作の発症だった。家族に職場のことを相談していたこともあり

、辞職を促された。もちろん母にがんが発覚した時も促されたので2度目の勧告だった。私も今回はまるで稲妻が落ちたように、強く強く辞めなきゃ!!と思えた。

職場でいったい私は何をしてるんだろう、雑に扱われても笑って言うとおりにしている自分も情けない!!

老犬の為でもあるけれどそれ以上に私自身にもよくない!!

もうこんな関係性異常だ・・とやっと・・やっと思えたのだ。

 

2年前、母の介護中に母のがんが発覚。余命半年の母を在宅介護で看取りを

決断。ネグレスト経験がある私にとって、母に認めてほしい、褒めてほしいという思いが人一倍強い。母もまた大好きな娘なのに、なぜか上手に愛せない、ひどいことを言ってしまう感情に悪戦苦闘しているのが見て取れる。母との最期は、私にとってとても大切なものだった。

 

そして、がんと言うこともあり痛みが伴うため、睡眠がままならないなかで、一度

パート職を辞したいと申し出ましたが、散々な言われようで私の思いが全くといって

届かない。同性で同じように介護中で年齢も近いのに、怒りしか伝わってこなかった。あまりの怖さに、自分の意思とは反して介護休暇を取得してしまった後悔があった。今思えばあの日が奴隷の始まりだったのかなと思う。

 

しかし今、どんなに言われようとも、目が覚めた以上、仕事を続ける訳にはいかない!!

何度も言うようだが50を過ぎたおばさんが、ビクビクしながら仕事を

するのは、非常に体に悪い。私は最終的には職場に届いた段ボールさえ自由にカッター

で開けることすら許されない。普通にしてきた何気ない日常の動作さえも

否定され続けた2年。今度こそ私の意思は固かった。

 

私の家庭事情も嘘ではない。義理母の認知の問題、老犬介護、そして私自身の体調の不調(手足のしびれ)もあり、てんやわんやである。

 

しかしながら通じないのがこの職場。「休暇をとって落ち着いたら戻ればいいんじゃない?それか日数を減らして勤務するのはどうかしら。辞めてもらうことが困るの。」

では、私の体が動かなくなったらあなたはどうしてくれるのですか?

と言いたくなった。人それぞれ事情ってなものがある。私なら無理を通せば

聞いてくれると思っているんだろうなと想われていることが、さらに自分を

情けなくさせた。

 

これ以上、一言一句に一喜一憂したくない・・これ以上自己肯定感を

低くさせないでほしい・・これが私の切実な願いだ。

始めて見せる意思の強さにようやく話が少し前へ進んだ。

 

「上に相談します。」

と言われ、「でも、1ヶ月後は困ります。」と5ヶ月後を提案された。

 

そんな訳ないやろー。仕事らしい仕事も気分次第でやらせてもらえない

奴隷のロボット化しているのに・・忙しい訳がない。

 

しかも1ヶ月後が一番楽なはずである。上の上司は家庭の事情は仕方ないと

気持ちを組んでくれた。あとは課の最高責任者に話をあげれば即決まるとこまで

進んだ。通常ならこの最高責任者に話をいくということはほぼ決定である

 

その日の夕方、何を思ったのか急に真剣な顔をして「ごめんなさいね。」と言われた。

その目にはうっすら赤くなっているようにも見えた。

 

私は冷たいのか、これって、「いいですよ。」というしか選択肢がないような

雰囲気じゃん!!と不適切な言葉がよぎった。

幼稚園児のけんかは必ず、「ごめんね。」「いいよ。」というやりとりがある。

50を過ぎても形は変わってもベースは何も変わらないんだなぁーと思ったと同時に

辛いきもちになった。私はあなたに、ストレス発散のために

奴隷のように接しましたと認めますと言われたようなもの・・という現実をつきつけられた気がしてしまった。

逆に謝罪がない方が、私にとってよかったな・・なんだか大きなため息をつきたい心境になった。

 

でもここで終わらないのがこの人だった。

 

さらに私を追い詰める行動に彼女は出たのだ。

 

書くという作業は自分を見つめ直す作業の一つ。でもとても辛かったことは

ものすごく労力を使うことだと改めて感じた・・

 

続きは次回に・・